違和感がないデザイン

違和感のないデザインと聞くと、いびつなデザインであったり、アーティスティックにより過ぎて何が描かれているのか分からないようなイメージをする方もいらっしゃるかもしれません。

 

ここで私が言う「違和感がない」というのは、「疑問が生じない・迷いのない」デザインということです。

 

たとえば、WEBサイト。

とくにスマホで見た際に、上から下までスッと見ることが可能かどうか。

具体的には、文字の行間が詰まり過ぎていて見づらくないか。

画像サイズがバラバラではないか。

画像とテキストの整合性が取れているかどうか。

店舗のWEBサイトなら、営業時間・定休日が探しやすいかどうか。

飲食店なら、どんなメニューが、どれくらいの価格で提供されているのか。

 

こんなの「デザインじゃない!」という声も聞こえてきそうではありますが、商業系のデザインとアーティステト系のデザインは異なります。

 

商業系のデザインは、ユーザー・消費者が「欲しい情報」を「正しく」「分かりやすく」デザインをすることだと思っています。

とくにスマートフォンによるネット利用が増えている昨今、よりそのニーズは加速していると思います。

ご存知でしょうか?Phone15のサイズは、6.1インチです。

センチで換算すると、縦147.6mm×横71.6mm。

約15cm×7cmの画面サイズの中で、ユーザーに対して伝えきる必要があるということです。

そんな小さな画面内で、ユーザー目線ではないデザインが本当に集客に繋がるでしょうか?

 

もちろん、自分たちの世界観を伝えるのことは大切なことです。それを否定する気は全くありません。

ただ、順番としては、ユーザー目線を優先したデザイン設計をした上で、そこに自分たちの世界観を伝えることが大切です。

 

このような意識をもったデザイナーと仕事ができると、とてもいい仕事ができます。

 

この視点でつくられたWEBサイトは、ユーザーからの反応が全然違います。

特別な広告をしていないにも関わらず人気店となっているお店が実際にあります。

 

違和感のないデザイン=ユーザー目線のデザインと言えるのかもしれません。

 

あなたのお店や会社のWEBサイトは、違和感のないデザインとなっているでしょうか?

ぜひ一度、見直ししてみていただければ幸いです。